一日の仕事が終わると「さぁー!ビールでも飲むか。」これが至福の瞬間です。若い時は、から揚げにフライポテト、天ぷらなど、大好物の揚げ物をおつまみにして幸せを実感していましたが、油の摂り過ぎは肥満の要因や健康にも悪い影響があるので年齢と共に揚げ物は抑えるようになってきました。

そうは言っても好きなものを抑えるのは辛い・・・体にやさしい油は無いのだろうか?

先日、TV番組の『林修の今でしょ!講座』を見ていたら、油を科学的に分析して20年という、油のスペシャリスト守口徹先生が出演されており、その内容の中で揚げ物にオススメの油や賢い油の摂り方などが紹介されていました。その内容をまとめていますので油の摂り方が気になっている方は参考にしてください。

サラダ油の使い回しは何回まで?

まずは、私たちの食生活の中で一番使っているサラダ油についてですが、サラダ油を天ぷらなどの揚げ物の料理に使っているというご家庭も多いかと思いますが、一度使った油は再利用されていますか?

守口先生の話によると、サラダ油は酸化しやすいので一度加熱した油を使うとカラダに良くないので、基本的には使い回さない方が良いとのことです。※メーカーによっては酸化しにくい物もあるそうです。

サラダ油の使い回しが体によくない理由

サラダ油は、熱を加えると酸素と結びついて酸化してしまいます。その酸化した油を使い続けると、細胞の新陳代謝が悪くなり体の様々な不調の原因となっることもあるそうです。

私たち人間の体は細胞で出来ています。その細胞の膜は全て油で出来ています。細胞は生きているので、必要な栄養を吸収したり、要らなくなった不要なものは捨てたりしているんですが、細胞の膜が柔らかいとその出し入れがスムーズに行えていますが、細胞膜が硬くなると出し入れがスムーズにできなくなります。すると細胞の新陳代謝が悪くなってしまうそうです。

酸化した油を使い続けると全身の細胞膜を硬くしてしまい機能を低下させてしまうことが考えられ、その為、お肌がカサカサになったり、血管が硬くなる動脈硬化が進んだり、さらに、脳も硬くなるので認知機能が低下してしまうなど、人間のカラダに悪い影響を及ぼすので一度使ったサラダ油は使わない方が良いそうです。

酸化しやすい油と酸化しにくい油

油は色んな種類があります。油の成分は脂肪酸で出来ています。その脂肪酸の違いによって、熱に強くて酸化しにくい油と熱に弱くて酸化しやすい油に分かれます。

  • 熱に一番弱い油は、主成分がαリノレン酸の【オメガ3脂肪酸】・・・アマニ油、えごま油など
  • 次に熱に弱い油は、主成分がリノレン酸の【オメガ6脂肪酸】・・・・大豆油、サラダ油、ゴマ油など
  • 熱に強い油は主成分がオレイン酸の【オメガ9脂肪酸】・・・オリーブオイル、米油、菜種油など

揚げ物に使うならオリーブオイルと米油が適している!

油のなかにも酸化しにくい油と酸化しやすい油があります。人気のオリーブオイルは、パスタやサラダなどに使っている人が多いかと思いますが、実は揚げ物にもオリーブオイルはオススメなんだそうです。オリーブオイルは酸化しにくい油で熱にも強いのです。

オリーブオイルには幾つか種類があり価格が違いますよね。ですが、栄養成分であるオレイン酸の入っている量はどれもほぼ同じなので栄養成分はあまり変わらないそうです。違うのは、風味や香りなんだそうです。

そして、もう一つおすすめなのが米油です。お値段もリーズナブルなので揚げ物などする時にはおススメです。サラダ油よりもお値段は高くなりますが、600gで500円~600円位です。米油には抗酸化作用があるビタミンEが含まれているんですよ。

以前、米油には悪玉コレステロールを下げる働きがあると聞いたことがあり、私は悪玉コレステロールの数値が高いので我が家では米油を使っています。



ダイエットにおススメの油は?

油を摂取した時のカラダの中での働きは

・皮膚の保護や再生
・細胞膜の構成
・体内のエネルギー源となります。
主に、この3つになります。

ダイエット中に気になるのは、3番目の体内のエネルギー源になる役割です。油を摂取してエネルギーとして使われずに余った油は体内で蓄えられてしまいます。ですので、太らないようにするには油の摂り方に工夫が必要になります。では、核心のダイエット効果が高い油と摂り方について見ていきましょう。

オメガ3脂肪酸は脂肪燃料を助ける!

ここ近年、カラダに良い働きをする、アマニ油やエゴマ油、魚に含まれるDHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸が大変注目されています。どんな働きに注目されているのでしょう。

オメガ3脂肪酸の主成分はαリノレン酸です。カラダに入ると、酵素によってEPA・DHAに変わります。

EPA・DHAは脂肪の燃焼を助けたり、動脈硬化を予防したり、脳の細胞が一番良い状態を維持し認知症の予防にも期待されています。



痩せやすい油の賢い摂り方

油は活動する前の朝に摂った方が、そのあと活動して消費されるのでカラダに溜まりにくく賢い摂り方になります。

特に、オメガ3脂肪酸は脂肪分解する酵素を活発にさせる性質を持っています。他の油よりも脂肪燃焼を加速させます。ですので普通の生活をしているだけでもカロリー消費量が上がります。運動や活動する4時間前に摂取すると効果的です。

油のカロリーは全て同じで1g約9カロリーなので、1日小さじ1杯が目安。摂り過ぎには注意しましょう!

ちなみに、オメガ3脂肪酸を日常的に摂取している人は体温が高い傾向があると先生は話していました。冷え性で悩んでいる方にもおすすめなんですね。

また、認知症予防にはビタミンB6、ビタミンB12、葉酸と一緒にオメガ3脂肪酸を摂取すると良いそうです。ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸は認知症のリスクを高める成分を減少させる事が分かってきたそうです。

ですが条件があって、体内にオメガ3脂肪酸が足りている人には効果がありましたが、足りていない人には効果が無かったそうです。ですので、オメガ3脂肪酸と一緒にビタミンB6、ビタミンB12、葉酸を摂取するのが効果的だと考えられているそうです。

  • ビタミンB6・・・ニンニク
  • ビタミンB12・・・鮭・しじみ
  • 葉酸・・・枝豆・モロヘイヤ

これらと一緒にオメガ3脂肪酸を摂りましょう。

また、オメガ3脂肪酸は熱に弱いと言われていますが、長時間の加熱に弱いだけで、熱に弱いわけではありません。例えば、炒めた野菜炒めの上にかけたり、みそ汁やスープに入れるのは問題ないそうです。100℃を越えなければOKです。

今注目されているマカデミアナッツ油

実は、ドクターが今注目している油があるそうです。まだ研究段階ですが、脳卒中の予防に期待できるのが、パルミトレイン酸が含まれているマカデミアナッツ油。パンにつけたり、コーヒーに入れたりがおすすめ。これからデーターが蓄積されてくると思われるので注目しましょう。

最後になりましたが、油の保存場所は品質を劣化させないためには重要です。油が酸化する原因は、光・熱・空気の3つになります。ですの光が当たらない暗いシンク下などにフタをしっかりして保存しましょう。冷蔵庫での保存もOKです。