アーモンドの賢い食べ方


最近、きれいな肌を維持している有名人がクルミやアーモンドなどを食べているとているとテレビで紹介され、あらためて木の実に注目が集まっています。

特にアーモンドは香ばしい香りがして好きだという人も多く人気が高いです。今回はナッツ研究の第一人者である慶應義塾大学医学部教授井上浩義先生がテレビに出演して話していたアーモンドの賢い食べ方を紹介します。

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アーモンドは2種類の食物繊維が摂れる

突然ですが、皆さんは豆とナッツの違いをご存知ですか?
豆はマメ科の植物の種子、ナッツは樹木の実や種子のことをいいます。

そんなナッツに豊富含まれている栄養素といえば脂質はよく知られています。もちろん脂質もタップリ含まれていますが、実は食物繊維も豊富に含んだナッツがあるのです。それがアーモンドなんです。

近年は健康や美容維持、さらにはダイエットにも食物繊維はとても大切だと注目されています。では、どの位アーモンドに食物繊維が入っているのでしょうか。

【食物繊維100g当たりの含有量の比較】

  • アーモンド・・・11g
  • ゴボウ・・・6,1g
  • かぼちゃ(ゆでた)・・・4,1g
  • レタス・・・1,1g

いかがですか?食物繊維の代表と思っていたゴボウよりも、アーモンドの方が食物繊維が豊富に入っているとは予想していませんでした。しかも、倍近く多く含まれています。

実は、アーモンドが優秀なのはそれだけではありません。
食物繊維には水溶性と不溶性の食物繊維があります。水溶性は、水に溶けると言う性質をもっており、不溶性は水に溶けません。この性質がそれぞれ違った働きをしています。

不溶性の食物繊維は、便のかさを増やして腸の蠕動運動を活発にさせて便を排出へと導きます。一方の水溶性食物繊維は、水に溶けてゼリーのようになりその中に老廃物やコレルテロールを包み込んでは排出してくれるのです。

この違う働きで腸内をきれいにしてくれると考えられており、どちらか片方ではなく2種類の食物繊維をバランス良く、毎日摂取するのが好ましいのです。

ですが、現代人は仕事が忙しいためにレトルト食品やコンビニ弁当で済ませたり、欧米化の食事が多いなどの食生活になり、2種類の食物繊維を食べるのが簡単な事ではありません。

そこでアーモンドなんです。アーモンドはこの2種類の食物繊維を持ち合わせているので、間食におすすめです。

しかし、注意点があります!
アーモンドをはじめナッツ類は脂肪がたくさん含まれているので高カロリーです。食べ過ぎは肥満の原因になってしまうので注意しましょう。

【カロリー比較 100g当たり】

  • 食パン・・・264㌍
  • うどん・・・105㌍
  • 白米・・・168㌍
  • くるみ・・・674㌍
  • マカダミアナッツ・・・720㌍
  • アーモンド・・・608㌍

オススメはアーモンドのハチミツに漬けをヨーグルトに入れて食べる

では井上先生お勧めの食べ方を紹介します。ヨーグルトを食べる時にハチミツに漬けたアーモンドを細かく切ってヨーグルトの中に入れて食べると良いそうです。

ハチミツと一緒に食べることでアーモンドの消化を助けてくれるそうです。また、アーモンドの食物繊維が乳酸菌やビフィズス菌のエサとなり菌を活性させる働きがあり腸内環境をきれいにする働きに期待できるそうです。食べる量の目安は毎日25gです。

お酒のおつまみにもアーモンドがおすすめ!

さらに、アーモンドには肝臓の働きを助け、二日酔いを予防するビタミンEやナイアシンも含まれています。また、アーモンドの脂質が胃や腸に皮膜をつくるのでアルコールの吸収を穏やかにすることに期待できる

アーモンドにはビタミンEも豊富に含まれています。活性酸素の働きを抑えるビタミンEは油に溶ける性質があります。肝臓は油で出来ているので、ビタミンEが肝臓全体に広がって活性酸素から肝臓を守ってくれます。おつまみにアーモンドは賢明な選択と言えるんだそうです。

効果的な食べ方は、アーモンドの栄養素が小腸にとどくのが30分位かかるのでお酒を飲む30分前が好ましいそうです。ですが、お酒の飲みすぎには注意が必要です。

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