疲労回復などカラダを元気にしてくれる調味料の代表と言えばお酢を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その中でも、特に最近人気なのが黒酢です。黒酢には、お酢にありがちな「ツーン」と鼻にくる尖がったところが少なく、まろやかな旨味を感じている人も多く、そんな特徴から黒酢が注目されています。今回は、この黒酢と一般的に使われているお酢との違いやお酢に期待されている効果についてまとめています。

黒酢とお酢の違いは原材料と製法

スーパーなどで販売されている透明のお酢は精米を使っていますが、黒酢は玄米や大麦を使っています。そのため黒酢には殻が入っています。この殻のタンパク質からうまみ成分のアミノ酸がうまれます。そのため黒酢にはまろやかな酸味があると感じる人が多いんですね。

一般的な黒くない食酢は精米を使っているので殻がありません。タンパク質が入っていないのでうま味が少なく色も黒くなく透明なんですね。

黒酢の黒い色は、糖とアミノ酸が反応するとメイラード反応が起きて黒くなります。黒くなるのはうま味がある証なんですね。

黒酢はどのようにしてつくられるのか?

黒酢の名産地として良く知られているのが鹿児島県福山町です。そこには見渡すかぎり壺がきれいに並べて置かれていて壺の畑のようなっています。その為『つぼ畑』と呼ばれています。

置かれている壺の中には、麹、玄米、水を入れます。あとは放置するだけ。壺の中で発酵がはじまり自然に黒酢が作られますが、壺の中で玄米を発酵させてお酢をつくっているのが酢酸菌です。酢酸菌は自然界の花とか果物が持っている菌でお酒をお酢に変える菌なんです。

お酢は、穀物や果物をアルコール発酵させて、そこにお酢をつくる微生物を入れるとその微生物がお酢を作ります。

鹿児島県福山町で黒酢ができる過程は、壺の中に酢酸菌がすんでいて、麹菌と酵母が働いて自然にアルコールができます。すると壺に住んでいる酢酸菌が増えて発酵させて酢に変わるといった、昔ながらの製法で黒酢をつくっています。

お酢に期待されている効果

運動など体を動かして疲れると酸味が欲しくなると言う人も多いかと思いますが、体を動かすとエネルギーを使うので、肝臓にある酸を使ってしまい、それを補おうとして脳が酸っぱいものを求めるようになると考えられています。

疲れた体に役立つ成分が、お酢に含まれているクエン酸です。さらに、お酢にはグルコン酸と言う成分が含まれていて、それが腸の善玉菌のエサになり整腸作用があると言われています。腸内環境が良くなると全身血流が良くなり疲労物質が早く代謝されて体の外に排出されます。

そのほかにも、血流が良くなる効果も言われています。血流が良くなるとお肌に栄養が行き渡るので美肌やダイエット効果も期待できるんですよ。

大手メーカーが実験した結果ですが、BMIが25以上の男女に食酢を大さじ1杯12週間飲んでもらうと平均で1,2㌔の体重の減少がみられたそうです。CTスキャンでみても内臓脂肪の減少がみられたそうですが、残念なことにお酢を摂るのを止めると元に戻ってしまったそうです。何事もそうですが毎日継続することが大切なんです。

1日大さじ1杯でダイエット効果があるなら、どうにか飲むことが出来そうですよね。ただし、お酢は空腹時に飲むと胃に負がかかるので飲みすぎないようにしましょう。大さじ1~2が適量。また歯のエナメル質が溶けてしまうので食べたら歯を磨いたり、うがいをするといいいいそうです。

また、牛乳などのカルシウムとお酢を一緒に摂取すると、カルシウムの吸収が約50%もアップすることが分かっており、骨粗鬆症を予防するのにも役立ちます。